資産運用をやらない理由というのはなぜなのでしょうか?リフュ様教えて!

私にも正確にはわからないわ。各個人の事情によるから。

けれども、社会の仕組みなどでこうなってしまっている。という観点からすると、残念ではあるけれども、予想のつくこともあるわね。

  • 生活資金だけで精一杯:生きていく運転資金で残金がない
  • 借金がある、返済しなければいけない何かがある
  • 先行きが不透明

これらはその本人というのも多少はあるのかもしれないけれども、社会の仕組みだと思うのよ。

生活コストが圧迫している

たとえば、生活にかかっている費用としては、

家賃の支払い、水道光熱費、食費あたりね。趣味やギャンブルやらはその本人の責任だからそれは知らないとして、家賃や水道光熱費、食費、交通費はなんとかなってほしいわね。

例えば、都会に出て仕事を得たはいいけれども、収入がそれほど高くない・あるいは家賃が高すぎる場合は余剰金が溜まっていかないわけ。おめでたい人は若いやつは贅沢してだとか、ちゃんと考えろよとか思っているのかもしれないけれども、生活で精一杯というのが多分にあるというのが現実なのよ。

スタートと生活基盤ができてもなお余裕が出てこないのだから、投資も何もないじゃないってことね。

そういった人からは投資資金を得ることはできないわ。

家賃は悪だとは言わないし正しいわ。けれども、若者や生活が困難な人からすると、資産運用なんて夢の話で関係のないことってなるのは当然だわ。家賃が例えば5万でも10万でも無くて、実家暮らしならば、その言い方は悪いけれども本来払う必要のないコストを資産運用の資金に回すことができるのよ。

これは、賃貸管理者は悪くもないし、賃貸料を得ないといけない。借りている本人も払う必要があるわね。こういった社会構造があるのがわかっているから、社員寮だとか実家ぐらしという選択肢があるのよね。

食費に関してもそうよね。食費は、食べる・生きていくには必要なのよ。毎日生きながらえるので精一杯なものにお金を取られるということならば、生活が良くなっていかないじゃない。給与が未来永劫増える期待があるなら別だけれども、それは一部の企業や成功者のみよ。生活に困窮は身近な食費が原因というのもあるわ。

交通費の多くは会社から出ると思っているけれども、そうじゃない場合あるいは車が必要ならば車の維持費がついてまわるわね。生活の余剰として資産運用の原資に回せていたはずの資金がこうして必要なコストととして取られてしまうのよ。

リスクを伴うことをしたくない

事情があって資金を当てられない人ならともかく、余剰金があって資産運用していない人は知らないわね。それは自己責任だと思うわ。

銀行預金は絶対的な数値は変更されることはない。ただし、相対的に現金という価値は、インフレの将来が見えているのであれば、損するのが見えているの。現在購入できる同等の車の価値が100万円だった時代から200万円にというのはありえない話じゃないわ。

仮にこれが、デフレが確実ならば銀行預金一択になるの。

資産運用の商品ジャンル

資産運用というのはどういう項目かまとめてみたわ。

  • 銀行預金
  • 定期預金
  • 投資信託
  • 株式
  • 金などの現物金融資産
  • 不動産
  • 国債
  • 保険
  • あなたの命・健康/生涯年収

ほかにも様々あるけれども、このあたりじゃないかしら?
あら?保険も、銀行預金も?と思った人いるんじゃないかしら?あなたの命というのもぎょっとさせてしまったならばごめんなさいね。フフフ。

まず保険は、あなたの生涯の年収や健康・障害や損害、怪我、病気などを差し引きして天秤にかけてリスクヘッジするためのもの。年金保険は金利もつくから少しは、資産運用的かもしれないけれども、そうではなくて、あなたが働けなくなる期間や、マイナスになってしまう間に保証してもらうようにリスクヘッジするということを資産運用として考えるの。

これは障害年収やらあなたの命・健康などと関係のある話ね。一番いいのは、ずっと健康で安定して予想通りの収入がある、それがわかっていれば保険代は無駄だから、そういう場合は保険に入らないほうがいいわ。けれども、あなたの命や健康などは誰が保証できるのかしら?神のみぞ知る世界よね。
だから、保険というシステムがあるのよ。

社会システムに問題あり

そもそも最低生活資金というのが平等で、手取りから支払っていることに不平等性があるのよね。こういう言い方をしてしまうと、資本酒気の否定なのだけれども、平等という意味ならばここが問題なのよ。

なんとか、収入の低い人からは所得税を取らなかったり・収入の高い人は高い税率をかけているけれども、消費税はみんなお金があろうがなかろうが一緒よね。ここに不平等性が生まれているわけね。家賃は税金ではないけれども、必須コストだから困るのよ。

人のスキルに応じての差をつけるのは趣味や余剰金にっていうのが本来理想なのだけれども、そうも行ってられないから、貧困層からもお金を取るというのはそういうことなのよ。また、お金を稼いでいる人からしても、頑張っているのにという声もあるからよね。

最低生活資金の保証・低額資産運用は無税に

最低生活資金を与えるだとかベーシックインカムだとか、奢侈税といった議論になるのかしら。正解はなかなか出せないものね。
ただ、現状としては、生活資金で圧迫している人が大多数で、資産運用に本来回してもらいたい人が回してくれないのであれば、これは変わらない。資産運用に少しでも魅力を見出してもらうしかほかないのよね。

5000万円〜1億くらいは資産運用に税や手数料をかけないようにする。これはNISAのさらに強力なアイデアだけれども、どうかしら?さすがに3億とか資産運用している人は課税しないとダメだと思うわ。けれど、生活水準を資産運用で上げていくのであれば、もっと余裕を持った形にしないと厳しいと思うわ。

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